子どもに夏休みの宿題をさせるための方法について、前回は
2つのことについて書いてみました。

「時間を意識させること」と「継続的に続けさせること」です。
これらは、夏休みの間についついおろそかになってしまいがちな
ことで、いつもは朝早く起きて寝るのも早いという生活の
リズムがとれているのに、長期休暇になってくるとこのリズムが
どうしても崩れてしまうのです。

これを防止するために昔から夏休みになると実施されている
イベントがあります。(他の理由もあるかもしれませんが・・・)

そう、それは「ラジオ体操」
このラジオ体操には、学校や地域で配布するカードがあります。
カードには夏休みの期間の日付がそれぞれスタンプが押せる
用な感じで枠になっています。

そこに当番の大人や子ども会の6年生などがハンコを押して
ちゃんとやった日を証明してくれるというものです。

これ、実は前回紹介した方法と全く同じなのですが、
教育の現場では「トークンエコノミー法」という
れっきとしたテクニックなのです。

ただ、この方法に似てはいるけど全く逆効果になる
やり方で実践してしまうことがあるので、今日はその
正しいやり方について書いてみようと思います。

「トークンエコノミー」というのは、ぱっとみ「ご褒美」を
与えることでやる気を起こさせる方法のように感じます。
前半部分だけを読んで、
「宿題をやったら○○を買ってあげる」
な~んて、よくある方法と思った人もいるのでは無いでしょうか?
確かにこれ、効果があるかもしれません。

ただ、こういう「モノで釣る」ような事をしていると大変な
副作用があります。
それは、「ご褒美をもらえないとやらない」
という状態を生み出す場合があることです。

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もちろんご褒美をあげ続ければいいんですが、続けていると
「いままでのご褒美では満足できなくなる」
という事にもなります。

だから、小さい子供には効果的でも、なかなかこの方法は
つづきませんし、悪循環を生んでしまうことにもなりかね
ませんのでご注意を!

では、どのようにすればいいのか?

よく似ているのですが、「モノ」で釣るのではなく「満足感」で
釣ります。

先程も書きましたように、モノで釣ってしまうと欲深い
人間はどうしても「もっと、もっと」と求めてしまいます。

でも、ものではなくて「達成感」であればもともとモノの
ように物質ではないので、そこに限りはありません。

トークンエコノミー法では「トークン」と呼ばれる
カードやスタンプなどの「ご褒美」を用意しますが、
それは達成した時だけもらえる「紙切れ」に過ぎません。
他に価値の無いものですが、「達成」した満足感を
形に表したものなのです。

だから、子どもと一緒にこの「トークン」を決めて、
「10回続けることができたら遊園地に行こう!」

などと約束をするのです。

そうすれば、人間の欲が「モノ」に向かわずに
「目標を達成したい」という願望に向かう…という
わけなのです。

目標を達成することを望むようになれば、思春期
などには、少々の事にも「我慢」することが
できるようになりますし、向上心の強い子どもに
きっと育つことでしょう。

この夏休みが終わった時に
「生活のリズムが崩れた…」と嘆く前に、この方法を
実践して見てください。

そうすれば、やる気に満ちた我が子がそこにいるはず
ですから…。

 

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