【文化祭の展示作品で定番となりつつある点描】
以前このサイトで文化祭の展示作品のオススメとして幾つか紹介しました。
その中でこの「点描」についても紹介したのですが、詳しくは説明していなかったので今回はそのやり方などを説明していきたいと思います。

15年前くらいに高校の先生が自分の学校で始めたのが最初のようです。

私自身も10年前くらいに初めてその方法を知り、当時展示作品に利用させていただきました。

点描作品の良い所は、同じ方法でいろんな原稿が使えるために、オリジナリティが出しやすいことです。

原画が変われば、準備する側としては同じ作業をしていても、全く異なる作品となってくれるので、お世話をする先生方からすればとても楽なのです。

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作る生徒たちにしても、一度やり方を憶えてしまえば(簡単です)1人分のサイズを3時間前後で完成できるので負担になりませんし、それなりの作業なので完成した時の満足感もあるようです。

企画をする生徒会などにおいても、原画を公表せずに当日のサプライズにすることで文化祭を盛り上げることができるので、人気の高い企画のようです。

【点描が人気の秘密】
●ソフトが無料で使える
点描で使うソフトはいわゆる「フリーソフト」で可能です。
いくつか種類がありますが、私がおすすめするのは「ビッグアート(big art)」という名前のソフトです。

このソフトの配布サイトには使い方も詳しく載っているので、説明はそちらに譲りますがこのソフトを使えば原画は「写真」でも「イラスト」でも「絵画」でもOKです。

パソコンで処理するので画像データなどを使えばどんなものでも題材にすることができるのです。

写真を原画とする場合でも、1枚の写真だけでなく複数枚の写真を合成して使うことができます。
その場合も「フォトショップ」などの高性能だけど高額なソフトを利用する必要はなく、「ギンプ(GIMP)」という名前の高性能なフリーソフトを使います。
ほぼフォトショップと同じ作業ができますので十分です。

●短時間で完成できる
点描作品は、大型の作品が簡単にできます。
私の経験ではB4用紙約450枚を使って縦4m☓横8mの作品が6時間程度の作業で出来ました。
その後B4用紙を集めてからの作業はあるものの、生徒会や実行委員などの少人数で6時間程度でできるので、時間がない場合でもやりやすい企画です。

慣れてくると用紙を切るところから4時間程度で完成出来た年もあるのでもっと短時間で作ることもできるかもしれません。

●材料も手に入りやすい
点描作品を作るのに必要なものはどれも手に入りやすいです。
データを加工するためのソフトは無料でダウンロードできますし、実際に作る材料も「薄手の色画用紙」と「のり」と「コピー用紙」そして50mm幅の透明テープくらいでしょうか。
コピー用紙や透明テープなどは「アスクル」で注文すると2~3日で届くので便利です。
色画用紙については近くの文房具店などで注文するほうが用紙の大きさなど細かい点まで対応してくれるので便利です。(画用紙はA4やB4の大きさではないため)

【点描展示を制作する場合の注意点】
点描作品を作る時の詳細な説明は他サイトに譲りますが、共同作品という性質上注意しておくべき点がいくつかあります。

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●人数で分ける
画像をビッグアートでコンピュータ処理してできるデータは、エクセルで出力しますが「赤」や「黒」などの漢字一文字で表された文字データです。
その漢字に対応する色紙を貼っていくだけなので小学生でも作れるほど簡単ですが、原稿がA4やB4などの大きさで出力されます。

共同作品なので学校や職場など、ある程度人数の集まるところで制作する場合が多いと思いますが、人数によって出力する用紙の大きさを変更することで枚数を調節することができます。

B4用紙の原稿の場合早い人で1時間~1時間半。遅い人でも2時間半~4時間程度で完成するのでそれを目安に枚数を割り振ります。

時間に余裕が有る場合は一人あたりの枚数を増やしてもいいでしょうが、できれば一人1枚のほうが作る方も編集する方も管理が楽です。

あとクラスなどで分けるときも単純に出力された順番に配布するのではなく、原稿の場所からまとまったブロックごとに原稿を分けるほうがわかりやすいです。

例えば横長の原稿を6つのブロックに分けた場合「左上ブロック」「左下ブロック」「中央上ブロック」「中央下ブロック」「右上ブロック」「右下ブロック」という様に6つに分けるのです。

こうすると途中であわせて見ることも可能ですし、完成した後にクラスで作った部分を作品の中に見つけやすいので、「あの部分は自分たちが作った」という感覚がもてるので楽しみも倍増するのです。

●色紙は方眼を印刷しておく
原稿に貼るための色紙は、薄手の色画用紙がお勧めですが、この場合画用紙は四つ切や八つ切りなどのサイズになります。

これをいちいち定規で測って線を引き、1センチ角のチップを作っていくのは大変です。

時間のない時にこの作業をするのは大変ですし、小学生や中学生ではこれだけで30分から1時間たってしまう場合もあるでしょう。

時間短縮のためにもあらかじめ画用紙に線があると切るだけで便利です。

その場合、印刷機で方眼を印刷しておくと良いのですが用紙の大きさが異なるためにそのままでは印刷ができません。

そのためこの画用紙だけは文房具店などで事前にカットしてもらっておくと便利です。

必要な枚数がビッグアートで出力されているので、それを1センチ角でA4なら560枚、B4なら840枚とれるので、それぞれその数で割ると必要な画用紙の枚数が分かります。

色画用紙にこの線を印刷しておくだけで1時間は短縮できますし、定規の測り間違えによる色チップの大きさが合わない・・・といったことも心配しなくていいので安心です。

【まとめとして】
点描作品は、ある程度の人数(20名)程度から700名くらいの大人数でも共同制作ができるので、文化祭や町の行事などの企画でも利用しやすいものです。

原画も選びませんし、原稿を作るためのソフトも無料で手に入るので予算の少ない場合でも挑戦しやすいのが特徴です。

原稿を作ったり準備をしたりする立場の人も一度手順を覚えると、やることは同じなので内容を工夫しやすい点もメリットです。

今ではあまり珍しくなくなってきた「点描」ですが、原画が変わることで楽しめますし、見る方も大型の作品が見ることができるので、学校などで実施する場合地域の方が毎年楽しみにしているということもあるようです。

アイデア次第でまだまだ楽しめる「点描」なのでまだ企画が決まっていない人は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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